...............

白 線

 雪国の春は、白線で始まる。

 
 
 高山市内にある、斐太高等学校では卒業式に、卒業生全員の学生帽子
のまわりに付けた白い布テープ,女子学生は白タイ、順々に結んで、一
本にして大八賀川の清流に流します。これは旧制中学時代から続いてい
る「白線流し」と言われる伝統行事です。以前年これを題材にしたテレ
ビドラマもありました。場所は長野県松本市の設定となっていましたが
松本市で、このような行事を行う高校はありません。
  それともう一つ,道路のセンター,サイドライン,横断歩道などのラ
イン引きがあります。冬季間積雪,凍結時に使用する,車のタイヤチェ
ーン等でラインは消えてしまいます。そのため3月初めから一斉にライ
ン引きが始まります。(最近事故が多いので黄線が多くなったが)
これらのことにふれると,しみじみと厳しい冬は終わったことを感じま
す。白線は、まさにこの地方での、春を告げる風物詩の感があります。


白線流し(はくせんながし)は、毎年、卒業式の日に卒業生たちが学帽の白線とセーラー

服のスカーフを一本に結びつけ川に流す行事。例年3月1日に、岐阜県高山市にある岐阜

県立斐太高等学校
で、学校前を流れる大八賀川において行われ、70年以上行われている

ちなみに流した白線は環境保護、廃棄物処理法遵守の観点から下流で回収するそうです。


団塊世代のつぶやき 

今回のテーマ 「絶滅危惧種」

 動物や植物の絶滅は、恐竜の時代(三畳紀後半2億3千年万年から白亜紀の末6500万年前)は1000年に1種というペースだったけれど、現在は1年間で4万種が絶滅していると云われ、IUCN国際自然保護連合が出しているレッドリストによると、哺乳類では約20%、両生類では30%、鳥類では、12%がすでに絶滅危惧種になっている。絶滅危惧種になると予想される生物は、哺乳類で49%、鳥類では、78%だそうです。

 最近では、絶滅のペースは科学的な証拠と実験データから、これまでの推測値のおよそ2分の1になると考えられ、レッドリストは見直しが必要という説もある。

すべての生きものは食物連鎖などを通して密接につながりもっており、ある生物種の絶滅は、生態系のバランスを崩し、連鎖的に、ほかの生物にも影響する。

 何はともあれ、生物絶滅の要因の多くは人間の生活環境による影響によるとされている。

人間が今のままの生活を続けていると、地球上から、ほとんどの生物が消え、あげくのはてには、人類も滅亡してしまうのかもしれない。